イヴ・クライン
イヴ・クラインは、単色の作品を制作する、モノクロニズムを代表するフランスの画家です。

クラインは1948年から単色のみによる絵画作品の制作に取り組み始めました。
オレンジやピンク、青などの色を用いて創られたそれらのモノクローム絵画は、
作品ごとに画面が平らか凹凸があるか、明るさのグラデーションがあるか、
そのようなグラデーションのない全くの単一色か・・・という違いはあるものの、
「一作において一色のみを画面全体に塗る」という方針では一貫しています。
このような作風はなかなか理解されず、作品を展覧会に出品するも拒否されることもありました。
それでも単色にこだわるクラインの姿勢は、のちの『人体測定』シリーズにおける
単色の色使いにも及んでいます。
特に「青」を宇宙の神秘的なエネルギーに通じる最も非物質的で抽象的な
色だとして重要視し、自ら理想的な青の染料を開発しました。
1957年に、黄金よりも高貴な青「インターナショナル・クライン・ブルー」と
呼ばれる深い青色の特許を取得します!
ミラノで『イヴ・クライン-モノクロームの提案、ブルーの時代』という
タイトルで行われた個展で、この染料をキャンバス一面に塗布した
青色の絵画の作品群を発表しました。